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あなたと私はここにいる~A-live connect卜沢彩子のブログ

A-llive connect卜沢の思うこと、伝えたいことなど書き綴ります

過去に戻れるとしたら

高野苺さんのorangeを読みました。
10年後の自分から後悔していることを変えてほしいという手紙が届くというお話です。
すごく好きなので続きが楽しみなのですが、
感想ではなく
今回は自分だったらどうするだろう、
と考えたことについて書いてみました。
ちょうど同じようなことを書いていたので内容は被りますが、
それも投稿しておこうと思います。

ときどき考えるんです。
過去に戻れるとしたら戻るか、と。
私は戻りたいと思わないんです。

後悔していること、すごくすごくたくさんあります。
なくしてしまったもの、傷つけてしまったこと。
忘れられません、思い出しては苦しくなることばかりです。
今の自分に満足しているからか、全然そんなことありません。
足りないことばかりなんです。
変えたいことばかり。

それでも、私は、自分が、沢山の人が積み上げてきた今を愛しているのです。
苦しいけど、その全てで得られたものがたくさんあって、
それを失いたくないと思ってしまうのです。

だってこんな回り道をしなければ会えなかった人がいる、
得られなかった嬉しさや優しさがあって。
なかったほうがいいなんて、思えないのです。
ほんの少しだって変えてしまったら
もしかしたら辿りつけないかもしれないから。

でもときどき悩むんです。
死んでしまった人だっています。
私のせいかもしれないことだって、あります。
取り返しの付かないことはたくさんあります。
傷つけてしまったことは消えません。

それなのに、戻りたいと思えない私は、
そういう人たちをないがしろにしているのではないかなって。
戻ったらもしかしたら苦しめない、
傷つけないことができたかもしれない。
死ぬ前に会えたかもしれない、死ななくてよかったかもしれない。
今でも一緒に笑い合えたかもしれない。
そういう人たちを大切にすることよりも、あるものを失わないことを選ぶのかと。

もちろんただの仮定で意味はないのに
こんなことで悩むのおかしいかもしれないけど。
こういうことを考えると、わからなくなります。

でもね、私は過去に手紙を送れるとしたら、
今生きている環境を、取り巻く人を、経験を大切にしなさい
としか言えないんじゃないかな。
だって、今になっても、どうしていいかわからないことばかり、
どうすればよかったかわからないんです。
今になっても誰も傷つかないでいい方法なんて見つからない。
辛かったこと避けられたとしても、
その経験を食べていない私はもう私じゃないんじゃないかな。


もしも変えてしまったら、そのとき本気で悩んで泣いて、
頑張って足掻いて、それでも選んで踏み出してきた自分に失礼だと思うんです。
そういう自分を助けてくれた人たちに、優しくしてくれた人たちに。
私は人が積み重ねてきた、行動と選択の結晶である今にこそ、
価値を感じているのです。

きっと今が苦しいのなら、今、これから、変えていくしかないと思うのです。
これ書いてる今もね、どうしていいかわからなくて、
何度も止まらずに泣きまくった後です。
自信なんて全然ない。間違ってばっかり。
それでも、私はここから始めたいのです。
私は間違えなくなりたいんじゃないんです、
間違いを間違いじゃ無くしていきたいんです。
そしてその間違いごと愛したいのです。

だからやっぱり、私は、過去に戻れても、過去を変えたりしません。
過去に手紙を送るなら、
「ただ、その時間を精一杯、味わって生きて下さい、大切にして下さい。逃げないで。
そうすれば戻りたいと思うことなんてなくなるはずだから。」

そう言いたいと思ったら、それはきっと今の自分にも送れることなんだなって思いました。
うん、頑張るよ、私は、今をね、これからをね。